バーナーワークで作られたガラスの魚とペンギン。箱根ガラスの森美術館ミュージアム・ショップにて販売中です。
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収蔵作品のご紹介:アヴェンチュリン・マーブル・グラス碗
(1668年|ヴェネチア)
銀イオンを入れた多彩マーブル・グラスの中に、アヴェンチュリン・グラスを斑文様に熔着装飾している。マーブル・グラスは15世紀後半にヴェネチアで作り出されていたが、アヴェンチュリン・グラスの発明は17世紀に入ってからのことであった。イタリアのガラス工芸史家ルイジ・ゼッキンの説によると、その発明はジョヴァンニ・ダルディウム(Giovanni Dardium、1586-1654)が発明したものだという。ヴェネチアのカルセドーニオ・グラスとして、イタリア人を始めヨーロッパ人たちが、ヴェネチアン・グラスの中で最も貴重視するガラス器の一つであった。
風にそよぐグラス
https://www.hakone-garasunomori.jp/modern_glass/giuseppe_barovier/
(1895年|ヴェネチア|ジュゼッペ・バロヴィエール作)
淡いピンク色のガラスで極めて薄く吹き上げられた坏身は、折れてしまいそうな程細いステム(脚部)によって支えられている。しかし、そのステムは直線的ではなく、曲がりくねっているため、 わずかな風にもゆらゆらと揺れ動く。
展示作品のご紹介:人物行列文壺
(1500年頃|ヴェネチア)
コバルト・ブルーの小壺の胴部に、イタリア・ルネサンス時代のコスチュームを身にまとった男女と白馬に乗った天使、笛を吹く童子など合計34名の人物が歩いて行く姿が描かれている。15世紀末頃からエナメル彩技法の作品には、ヴェネチア派の画家の影響を受けて、人物表現が導入されるようになった。記念の祝賀図や祝祭図、記念坏としてふさわしい勝利の女神や神話図などを描いた祝坏形のものが多くみられる。
-ヴェネチア、プラハ、パリ- 三都ガラス物語
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2023.html