自宅女装はいいぞ 自宅でどんどんかわいい服を着ていけ
結局、小糸侑が「あちら側」に行ったのはどの時点だったのか。まだ私には掴みかねている。本巻は「あちら側」に行った小糸侑の答え合わせのようなもので、あまり導出の過程は含まれていないようだ。鳰先生の筆致をもってしも、その答えは私には遥か遠くのものに感じられてしまった。嗚呼、終わってしまった。私は答えに辿り着けなかった。
百合作品というのものを自分の地平と繋げて考えることは基本的にしないのだけど、この作品は別だった。自分の地平で自分の気持ちで理解しているつもりだった。最終巻でそれが。わからない。どうなったんだ。自分の気持ちがわからない。
何か自分のこれまでの体験を思い出して「ああ、僕は今まで手を掴んでも掴み続けられなかったんだな」という事を実感したというのが「やがて君になる」最終巻の感想です。
「それは選び取るという事だった」という小糸侑の出した答えがそのまま「お前は今までどれだけの人や機会を選び取れず繋ぎ止められずに突き放して来たんだ?」という致命的な詰問になって僕に突き刺さって苦悶しています。
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エルデンリング発売まで心穏やかに暮らす事にしたので名残惜しいけど今からSNSを閉じます。さようなら。
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