ちょっと著者のパーソナリティに難があるのでは無いかと思われるようなタイトルで、内容もなんというか……という部分もあるのだけれど、紹介されている新聞取材の過酷さを見ると、これくらいの人でないと新聞記者は務まらないのかなとも思わされる所はある。
後半部分ではマスコミ報道の是非や報道・取材の自由などについて、思いのほかバランスの取れた議論をしており、著者に全面的に賛成できるわけではないが、産経の記者と思ってもバカにしたものでは無いなと思った。
この本を読んだ人には朝日新聞のポッドキャストもおすすめ。
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