#メモ
"「治療という行為が、患者の問題を除去するものだとすると、ケアの発想は徹底した現状肯定なんです。少しでも不快を減らしてあげれば、本来持っていた力が出てくるというモデル。ただ楽天的なのではなく、『そのままで既に完全だ』という強烈な思想を感じます。改善しなさいと他人を教育し自己啓発に励む人とは、スケールが違うと思う」
「北海道浦河町にある社会福祉法人『浦河べてるの家』の例がわかりやすいでしょう。精神障害などがある人たちが昆布を売って稼ぎ、自らの幻聴や妄想の体験を語り合ったりするんですが、『なおす』という発想があまりないように見えます」
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(インタビュー)ケアの語り方 編集者・白石正明さん:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15931241.html?ptoken=01HXFRESY7GY3BMH28J6APHPJB